建物の構造をカンタンにご紹介します
新しく引っ越しをしようと考えたときに、マンションとアパートの違いってなんだろう?構造って言われても何だか難しそう。。。と思ったことはありませんか?
漠然とインターネットで検索する前に知っておくことで、効率良くお部屋探しができるように建物の構造についてお伝えします。
木造(W造)
木造とは、その名の通り柱や梁などを木材で組み上げて作られた建物のことで主にアパートでよく見られます。
メリットは鉄筋コンクリート造と比べて通気性があり湿気がこもりにくいためカビや結露に困った経験をもつ方にオススメです。
また、居室内に梁が出ない為、壁や天井の凹凸が出来にくくスペースをフルに使えます。
ただ、火災に弱く強度が他の構造に比べると劣るのと、生活音が響きやすいのがデメリットといえます。
鉄骨造(S造)
鉄骨造とは、鉄や鋼を使って骨組された建物のことです。
厚さが3~4mmの軽量鉄骨と4mm以上の重量鉄骨があり、アパートで多く見られます。
メリットは木造に比べ耐震性が良く、木造と同様に居室内に梁が出ない為、壁や天井の凹凸が出来にくくスペースをフルに使えます。
ただ、鉄筋コンクリートと比較すると生活音が響きやすく、エアコン効率も鉄筋コンクリートに軍配が上がります。
鉄筋コンクリート造(RC造)
鉄筋コンクリート造とは、 主要な構造部分を鉄筋にコンクリートで固めて作った建物で引張強度と圧縮強度の両面に優れていてマンションに多くみられます。
メリットは耐震性・耐火性・耐久性に優れていて一言でいうと丈夫です。
遮音性もその他の構造に比べて他室に生活音が伝わりにくくなっています。
ただ、気密性の高さゆえ、結露やカビが発生し易く、環境によって対策は困難です。
また一旦、給排水管等にトラブルが発生してしまうと原因箇所の特定に時間がかかり、また作業も困難な為、木造や鉄骨造に比べトラブル解消に日数が必要となります。